研究フィールド写真集(海外)
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エーゲ火山弧(ギリシャ)
日本と同様、プレートの沈み込みによってエーゲ海に火山島列が形成されています。日本と異なるのは、厚い大陸プレート(アフリカプレート)が
大陸プレート(ユーラシアプレート)に沈み込んでいる点です。

映画撮影などにも使われるサントリニ(ティラ)島。カルデラ壁からなる本島の中央に、中央火口丘の島があります。

どんなに風光明媚な土地でも仕事はします。

ニシロス島のStephanosクレーター。底からは活発に火山ガスが吹き出しています。
カメルーン
中央アメリカにあるカメルーン火山列。火山のうち一つの火口湖・ニオス湖では、1986年に歴史上重大な火山ガス災害が発生しました。
長尾敬介・東大名誉教授(角野の恩師、当研究室の前進の研究室を主催)が何度か現地を訪れ、その原因とニオス湖の現在の状態を調べています。

ニオス湖。現在はガス抜きのためのパイプが湖底まで下ろされています。パイプの先端からは炭酸飲料の栓を抜いたときのように、炭酸ガスをたくさん含んだ水が勢いよく噴出しています。

カメルーン火山列の火山の一つであるカメルーン山。標高4000mの山頂からガスを採取しました。
韓国
韓国では、下で紹介している済州島の他に目立った火山はありませんが、温泉は各地にあります。日本だと温泉の熱源は火山のマグマであることが多いですが、韓国の場合は何が熱源なのか、
日韓の共同研究として韓国全土の温泉水・温泉ガスを採取しました。


韓半島の全域に温泉地がありますが、南の方では意外なほど温度の高い(最高80℃)温泉が湧いています。

日韓の研究メンバーです。
済州島(韓国)
韓半島の南、九州からすぐ西にある済州島では、マントル捕獲岩が採取できます。ここでは2002年質量分析学会同位体比部会も開催しました。

海岸では運良く新鮮なサンプルを採れました。山の中で一日かけて見つけた試料は風化しきっていました。最後の写真は研究用のサンプルではありませんが、済州島の火山岩です。
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