更新履歴

過去の更新コメント


2022. 2. 3 (略歴など)
2022年1月1日付けで国立研究開発法人 防災科学技術研究所の主幹研究員(クロスアポイントメント)になりました。また2月1日付けで本務での職位も変わりました。

2020. 4. 1 (略歴など、教育・学会活動)
総合文化研究科広域科学専攻内で相関基礎科学系から広域システム科学系に、教養学部内で統合自然科学科から学際科学科に異動しました。担当講義や大学院生の受入窓口は変わりますが、研究室自体はほとんど何も変わりません。また理学系研究科化学専攻の兼担にもなりました。

2017. 6. 29 (略歴)
日本質量分析学会より、2017年度奨励賞をいただきました。これまでの研究を評価していただけたのはもちろんですが、恩師が若い頃に受賞した賞ですので、喜びもひとしおです。受賞題目の「極微量希ガス質量分析法による地球内部揮発性物質循環の研究」も、前半部分はオマージュの意味も込めて恩師の受賞と同じにしています。

2015. 5. 6 (サイト移転)
2015年4月に東京大学大学院総合文化研究科 広域科学専攻 相関基礎科学系に准教授として着任しました。それに伴い研究室のページを移転しました。

2013. 12. 18 (略歴、業績)
地球化学研究協会第1回進歩賞をいただきました。賞の推薦と選考をしていただいた諸先生方、授賞式とその後の懇親会、またそのほかの場でお祝いのお言葉をいただいた方々に篤く御礼を申し上げます。とくに「受賞はしたけどやっぱり論文数が少ないね」と複数の先生方から言われたことを、叱咤激励と受け止めて今後の糧としたいと思います。
業績には共著の論文を一遍加えました。

2013. 9. 7 (業績)
イタリア・フィレンツェで開催された
Goldschmidt 2013と、その直前に同地で開かれた希ガス同位体地球惑星科学のワークショップD.I.N.G.U.E.3に参加・発表してきました。ワークショップ初日の二番手で講演し、Goldschmidt最終日の最終枠でまた講演と、まるで緊張感の抜けない一週間でした。おかげでフィレンツェに行ったというのに、有名なドゥォモの中にも入らず、ヴェッキオ橋もダビデ像も見ないで帰ってきてしまいました。

2013. 8. 3 (業績)
IAVCEI 2013での発表二件と、共著の論文を一遍加えました。IAVCEIには自分の発表のある二日間しか参加できませんでしたが、国内外の懐かしい人たちと会えて楽しかったです。ただ、桜島をまともに見る時間もなかったのは残念でした。

2013. 5. 24 (業績)
日本地球惑星科学連合の2013年大会での発表三件と、少し前ですが新学術領域「地殻流体」研究会2013での発表をリストに加えました。連合大会には地球惑星科学関連の各学会からいろいろな人が集まるので、地球化学会など特定の分野の学会の年会に比べて、自分としては得るものが多いです。今回もいろいろな方から発表した内容へのコメントや、共同研究のお話をいただきました。

2012. 11. 23 (共同研究、業績)
スペイン・カナリア諸島火山研究所 El Instituto Volcanológico de Canarias (Involcan) で火山性流体(火山ガスや温泉など)の研究をしているグループとの共同研究がGeology誌に受理されました。ScienceNatureNature GeosciencePNASと撥ねられ続けてようやくですが、発見そのものの価値は最初の二紙に載ってもおかしくなかったと思っています。あちらの国では世間の関心も高く新聞でも報道されましたし、希ガスの地球化学という基礎科学が世の中の役に立つ(かもしれない)一つの道として、関連の研究を日本でもできないかと考えています。

2012. 10. 9 (業績)
研究室の教授と共著で執筆した、質量分析の専門書の二章分を脱稿しました。少し前に超特急で執筆・査読・修正・印刷された「地球化学」誌の総説ともども、学会などでなじみは深いけれど自分では扱ったことのない同位体について、付け焼き刃で集めた知識でいい加減なことを書いてしまいましたが、色々といい勉強になりました。

2012. 9. 14 (業績)
先日の地球化学会年会(@九州大学、福岡)ので発表と、「地球化学」誌に掲載された総説を業績リストに加えました。おかげさまで年会で企画したランチミーティング「希ガス質量分析計の最先端」には、32名の皆様にご参加いただき、盛会に終えることができました。演者のMarty博士と佐野先生には、装置のスペックも盛り込む形で最新の研究成果を分かりやすくご解説いただき、世話人も個人的にたいへん楽しむことができました。協賛のサーモフィッシャーサイエンティフィック社には、豪華なお弁当をご提供いただき、会の運営でもサポートしていただきました。関係者の皆様に、この場を借りて深く御礼申し上げます。

2012. 8. 27 (その他)
今度の地球化学会年会で、ランチミーティング「希ガス質量分析計の最先端」を開催することになりました。メーカーによる最新の希ガス質量分析計の紹介と、その装置を使っている世界の第一線の研究者、フランスCRPG Bernard Marty博士と東大大気海洋研究所 佐野有司博士によるやはり最新の研究成果の紹介を、お昼ご飯を食べながら気軽に聞いていただくという、地球化学会では初めての試みです。事前に参加登録(無料)された方には昼食が出ますので、興味をお持ちの方はお早めに案内をご覧の上、メールにてお申し込み下さい。

2012. 8. 4 (業績)
ひっそりと邦文の総説が受理されました(笑)。時間がないにもかかわらずいただけた査読者の方々の的確なコメントのおかげ様で、そこそこ読めるものにはなったと思いますが、いかんせん分量が(^_^; ちょうど手元に届いた当該誌の最新号に載っていた同じ企画の総説を見ると、ほとんど図だけの10ページほどですっきりとまとまっていて、自分の書いたものがいかに何でもかんでも詰め込みすぎたか、思い知らされて反省しています。

2012. 7. 24 (業績)
ひっそりと邦文の総説を投稿しました。この分野で最前線の内容のレビューをよろしく、ということでせっかくご依頼いただいたのに、十分に練れていない状態で投稿することになってしまい、編集委員長の方には申し訳ないです。しかも雑誌の出版スケジュールが押しているとかで、拙文のまま出てしまいそうなのがさらに恐ろしいところです(笑)。

2012. 7. 4 (業績)
カナダ・モントリオールで開催されたGoldschmidt 2012で発表をしてきました。6年前に英国マンチェスターに留学していた時の仕事を2010年にEarth and Planetary Science Lettersで発表して、それをこつこつバージョンアップしながら毎年宣伝してきましたが、今回の学会ではいくつかの講演で導入部に引用されていて、ようやく浸透してきた気がします。その代わり突っ込みも多くなってきたので、当初ほどいい加減なことも言えなくなり、真面目に論理を構築し直す必要も感じました。学会期間中はこれまでになく海外の研究者との交流に忙しく、観光できたのは最終日の午後のお土産の買い出しの間だけでした。あと印象に残ったのは名物料理の、フライドポテトに融かしたチーズとグレイビーソースをかけたpoutineでしょうか。

2012. 5. 30 (業績)
全く貢献していないのに共著に加えていただいた論文一遍と、地球惑星科学連合2012年大会での発表二件を加えました。連合大会では自分の発表よりも、他の方の発表をお聴きしたり、そのあとロビーで議論したりして、新しい研究のネタを仕入れるのに忙しかったです。この学会は年々巨大化して、セッションが乱立して学会としては発散気味の印象がありますが、全国から関連の研究者が集まるので、人と会って相談するのには非常にいい機会です。とりあえずはこちらからお願いした案件が二件、依頼が二件、共同研究が走り始めています。

2012. 5. 19 (業績)
カナリア諸島のInstituto Tecnológico y de Energías Renovables S.A.(再利用エネルギー技術研究所)で火山活動モニタリングの研究をしているグループによる、共著の論文一遍を加えました(汗)

2012. 4. 28 (業績)
うちのセンターでポスドクをしていて、今は地震研にいらっしゃる石橋秀巳さんによる、カルボナドというちょっと変わった種類のダイヤモンドの成因に関する論文が、American Mineralogist に受理されました。きちんとしたレビューをしてもらえずに何度も書き直し、いろいろな雑誌に投稿して大変だったと思いますが、結果的に硬派な雑誌に受理されて良かったです。非常に面白い成果なので、是非これに続く研究をしたいところです。

2012. 4. 18 (業績)
カナリア諸島のInstituto Tecnológico y de Energías Renovables S.A.(再利用エネルギー技術研究所)で火山活動モニタリングの研究をしているグループによる、共著の論文二編を加えました。彼らのグループの試料は、過去10年で250本以上分析してきたので、最終的に論文という形で公表されるようになってきて一安心です。それにしてもいい加減自分の論文で業績を・・・(以下略)

2012. 4. 12 (業績、活動)
新進気鋭の若手火山地質研究者の三好雅也さんによる共著の論文を業績リストに追加しました。最初は業者に分析を依頼したものの、若すぎて意味のあるK-Ar年代が得られないと断られてこちらに回ってきた試料でしたが、ものによっては数万年という若い試料でもきちんと年代値を出せたのは、こちらの装置のパフォーマンスを示す上でも有意義でした。その結果を一気呵成に論文にしてしまった三好さんの集中力もいい刺激になりました。

2012. 3. 6 (業績)
かなり前にK-Ar年代測定で貢献させていただいた共著の論文(Kita et al., Bull. Volcanol.)を追加しました。JVGRJ. Geology とたらい回しにされて、さらに BV でひどいエディターにあたって足掛け4年の苦労をされたそうですが、著名な国際紙に通って何よりです。それにしてもそろそろ、自分の論文で業績リストを更新しなければなりませんね。

2012. 2. 23 (業績)
共著の論文を二遍追加しました。

2011. 8. 23 (業績)
共著の論文を二遍と、パリで行われた希ガス地球化学のワークショップ(DINGUE 2)でのポスター発表、それにプラハで行われた Goldschmidt 2011 での口頭発表を追加しました。パリでもプラハでもほとんど毎日、聴きたい講演やポスターがあったり、共同研究者との打ち合わせがあったりで、観光に出掛ける時間がありませんでした。その代わり、夜は海外の友人たちと一緒に、プラハ名物の美味しいビールを楽しみました。

2011. 5. 28 (業績)
学会とシンポジウムでの発表を3件追加しました。地殻流体の国際シンポジウム Geofluid-1 は、海外から著名な研究者を招いて行われる中での講演をお誘いいただき、たいへん楽しみにしていたのですが、震災の影響で無期限延期となってしまいました(アブストラクトの配布をもって、シンポジウム自体は成立したことになっています)。質量分析学会の春季シンポジウムでは、若手(?)代表として夢を語らせていただきましたが、どのアイデアが新しく、面白いかを強調しきれなかったのが反省点です。ただ全く違う分野の(質量分析という意味では同じですが)新進気鋭の若手や大御所の講演を聴けたことは、とてもよい刺激になりました。

2011. 5. 9 (業績)
カザフスタン・コクチェタフ超高圧変成帯の変成岩に含まれるマイクロダイヤモンドの希ガスに関する論文が、Earth and Planetary Science Letters に受理されました。自分でも首をひねってしまう不思議なデータで最初は解釈に困りましたが、どう考えても測り間違いではないし、それなりに理由もこじつけられたので論文にしました。案の定査読では相当に叩かれました (^^; が、地球化学ではレベルの高い雑誌に一回の投稿で載せられたので御の字です。もちろん今後、このデータと解釈を検証する研究を進めなければなりませんが。

2011. 4. 1 (業績)
この数年力を入れて立ち上げている、極微量ハロゲンの検出法についての紹介が、東京大学アイソトープ総合センターニュースに掲載されました。自分が編集長なので職権乱用なのかもしれませんが(笑)、センターニュースに寄稿するのが共同利用者としての責務と以前から感じていましたので、ちょうどよかったと思っています。2010年12月発行となっていますが、印刷されたのは諸事情により2011年の春先になってしまいました(^^;

2010. 12. 22 (業績)
今年も AGU Fall Meeting に参加してきました。毎年同じ場所で開催されるので、観光の楽しみはあまりないですが、国内・国外の友人が集まるので、その人たちに会う別の楽しみがあります。今年も結局、講演を聴かない時間帯は会場のロビーで共同研究者とディスカッションしたりで、お土産を買い行く時間もあまりありませんでした。

2010. 11. 5 (業績)
共著の、伊豆半島の温泉のヘリウム同位体比に関する論文が受理されました。九大の大野さんとの共同研究で、足掛け三年かけて春休み期間中に伊豆半島の温泉施設を片っ端から訪れてお願いし、30箇所ほどでサンプリングさせていただきました。ご協力いただいた施設の方々にはたいへん感謝しています。あまり目新しい解釈はできませんでしたが、マグマが活動している場でのヘリウム同位体比の分布のケーススタディとしては、これまでになく詳細な、しっかりしたものができたと自負しています。

2010. 10. 30 (活動、業績)
二件の助成をいただきました。一つは日本地球化学会の、鳥居基金。11月26〜28日に開催する火山性流体討論会で、学生参加者の参加費の低減と交通費の補助に使わせていただきます。もう一つは公益財団法人住友財団の、2010年度基礎科学研究助成。今年は科研費が当たっていませんので、大変助かります。マントル物質のハロゲン分析を進めるために使わせていただきます。また共著の論文二件の投稿を追加しました。

2010. 9. 23 (業績)
ACROFI IIIという流体包有物に関する国際会議に参加しがてら、共同研究者のDmitry Zedgenizov博士との打ち合わせ兼ダイヤモンド試料の準備のために、ロシアのノボシビルスクに行ってきました。読めそうで読めないキリル文字、最高気温6℃の寒さ、熱いバニャ(サウナ)など、なかなか面白い体験でした。ダイヤモンド研究で著名なShatsky博士やPalyanov博士とお会いできた他、自分が扱ってきたキンバーライトを採取したGolovin博士と直接会えて、サンプル提供の話が進んだのも収穫でした。

2010. 7. 28 (業績)
カザフスタンのコクチェタフ変成帯に産する、マイクロダイヤモンドの希ガスに関する論文を投稿しました。思いもかけないデータが得られたまではよかったのですが、解釈に困って投稿まで随分時間がかかってしまいました。その解釈が査読者に受け入れられるかが非常に不安です。

2010. 6. 26 (業績)
アメリカ・テネシー州の Knoxville で開かれた、Goldschmidt 2010 に参加してきました。今回は初めてセッションコンビナーと座長をやりましたが、セッション自体が成功だったかどうかはともかく、大変有意義な経験ができました。海外の友人たちにも久し振りに会えて、楽しい学会でした。

2010. 6. 4 (業績)
北大の角皆潤さんによる共著の論文が in press になりました。自分の貢献はHe同位体比を出しただけですが、試料がメタンを主成分とするガスなので、精製に苦労した記憶があります。

2010. 5. 26 (業績)
日本地球惑星科学連合2010年大会で発表しました。講演自体の出来はよくありませんでしたが、その中で紹介した沈み込み帯カンラン岩の希ガスとハロゲンについては、複数の方から面白くて将来楽しみな研究との感想をいただきました。

2010. 5. 3 (研究内容、業績)
研究プロジェクトの詳細(簡単な紹介)と業績リスト(EPSL論文の巻号、ページ確定)を更新しました。

2010. 4. 10 (全体)
ホームページの構成と、研究プロジェクトを更新しました。教育関係の活動もリストに加えました。

2010. 4. 7 (研究日誌)
毎日の仕事を、Twitter を使って(できるだけ)メモすることにしました。最近、数日前に何をしていたのかさえ思い出せないことが多いので、覚え書きとして。

2010. 3. 27 (研究業績)
3月20日から22日にかけて、広島県宮島で開催された変成岩などシンポジウムに参加・発表してきました。三波川やKokchetavの変成岩に含まれる試料を扱うようになったこともあって、昨年から参加しています。地球化学、特に同位体を扱っている人は少ないですが、岩石・鉱物・地質学の第一人者が多く参加しているので、とても勉強になります。

2010. 3. 19 (研究業績)
マンチェスターでの仕事が一つ、ようやく論文になりました。Natureでレビューまで行けてもしやと思いましたが、蹴られてScience、Nature Geoscienceと続け様にエディターに撥ねられて、ようやくEPSLで出すことができました。ともかく一段落です。


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